〜人類のはじまりと古代文明・宗教のおこり〜
目次
🕰 年代と時代の表し方
【西暦】
- 西暦:ヨーロッパで考えられた年代の表し方
- 紀元:イエスが生まれた年を「紀元1年(元年)」とする
- 紀元前:それより前の年(例:紀元前1年、紀元前2年)
- 世紀:100年ごとの区切り(例:2024年 → 21世紀)
- 表記方法:
【年号(元号)】
- 日本独自の年の表し方:明治・大正・昭和・平成・令和など
- 明治以降、天皇一代ごとに1つの元号を使う
【時代区分】
社会の仕組みの特徴や政治の中心などで時代を区切る:
- 原始
- 古代
- 中世
- 近世
- 近代
- 現代
【干支(えと)】
- 十干:甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
- 十二支:子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
- 組み合わせて年を表す(例:壬申の乱)
分類 | 説明 | 特徴・キーワード | 代表例・備考 |
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西暦 | 世界共通の年の数え方(紀元) | 紀元前(B.C.)、紀元後(A.D.) | 2024年 → 21世紀 |
元号 | 日本独自の年の数え方 | 天皇ごとに1つの元号 | 昭和、平成、令和 |
時代区分 | 社会や政治の特徴による分類 | 原始、古代、中世、近世、近代、現代 | 歴史教科書の章立てなどに使用 |
干支 | 十干×十二支=60年周期で年を表す | 壬申の乱など年号の表記に登場 | 干支は動物・天干の組み合わせ |
👣 人類のはじまり
【人類の進化】
- 約700万年前:猿人(アウストラロピテクス、サヘラントロプス)
- 約240万年前:原人(ジャワ原人、北京原人)
- 約20〜10万年前:新人(ホモ・サピエンス)(クロマニョン人)
- アフリカで誕生 → 世界中へ広がった
【旧石器時代】
- 打製石器を使用(石を打ち欠いた道具)
- 骨角器(動物の骨や角で作った道具)
- 火や言葉を使いこなす
- 生活:狩りや採集
- フランスのラスコーの壁画(動物などを描いた)
- 氷河時代:氷期と間氷期を繰り返す時代
【新石器時代】(約1万年前〜)
- 氷河時代が終わり、農耕と牧畜が始まる
- 道具:磨製石器、土器(煮炊き用)
- 弓矢で狩り
- 定住生活と人口増加が進む
時代 | 年代(目安) | 主な人類・特徴 | 生活・道具 |
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猿人 | 約700万年前 | サヘラントロプス、アウストラロピテクス | 二足歩行の始まり |
原人 | 約240万年前 | ジャワ原人、北京原人 | 火・言葉の使用開始 |
新人(ホモ・サピエンス) | 約20〜10万年前 | クロマニョン人など | 洞窟壁画、狩猟・採集 |
石器時代 | 主な特徴 | 使用道具・生活 |
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旧石器時代 | 狩猟・採集中心の生活 | 打製石器、骨角器、ラスコーの壁画 |
新石器時代 | 農耕・牧畜の開始、定住 | 磨製石器、土器、弓矢 |
🏛 古代文明の誕生
【文明の特徴】
- 農耕・牧畜が発展
- 王と農民などの身分差ができる
- 金属器(青銅器・鉄器)を使用
- 文字を使い記録を残す
【四大文明】
文明 | 川 | 文字 |
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メソポタミア文明 | ユーフラテス川・チグリス川 | くさび形文字 |
エジプト文明 | ナイル川 | 象形文字(ヒエログリフ) |
インダス文明 | インダス川 | インダス文字 |
中国文明 | 黄河・長江 | 甲骨文字 |
【各文明の特徴】
- メソポタミア:60進法, 太陰暦, ジッグラト, ハンムラビ法典
- エジプト:ピラミッド, 太陽暦, スフィンクス
- インダス:モヘンジョ=ダロなど整った都市
- 中国:カースト制度的な身分差が見られる
🗺 「オリエント」=メソポタミア・エジプトなどの地域
🔡 アルファベットはフェニキア人が発明
文明名 | 川(流域) | 文字 | その他の特徴 |
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メソポタミア | チグリス・ユーフラテス川 | くさび形文字 | 60進法、ジッグラト、ハンムラビ法典 |
エジプト | ナイル川 | 象形文字(ヒエログリフ) | ピラミッド、スフィンクス、太陽暦 |
インダス | インダス川 | インダス文字 | モヘンジョ=ダロ、都市計画 |
中国 | 黄河・長江 | 甲骨文字 | 青銅器、王朝の始まり、儒教 |
🇨🇳 古代の中国
王朝・時代 | 内容 |
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殷(いん) | 青銅器、甲骨文字 |
周(しゅう) | 鉄器を使い殷を倒す |
春秋戦国時代 | 孔子が**儒教(儒学)**を説く |
秦(しん) | 始皇帝が中国を統一、万里の長城, 兵馬俑、文字と貨幣の統一 |
漢(かん) | 紙の発明、シルクロードでローマ帝国と交易、仏教伝来 |
📍 朝鮮半島北部に楽浪郡 → のちに高句麗が成立
⛩ 宗教のおこり
【キリスト教】
- 発祥:パレスチナ地方
- 開いた人:イエス
- 教典:旧約聖書(元)、新約聖書(教えをまとめた)
- 特徴:ローマ教皇(法王)を頂点とする教会制度
【イスラム教(イスラーム)】
- 発祥:アラビア半島
- 開いた人:ムハンマド
- 神:アラー(唯一神)
- 教典:コーラン
- 聖地:メッカ(カーバ神殿)
【仏教】
- 発祥:インド
- 開いた人:シャカ(釈迦)
- 教え:苦しみからの解放を説く
宗教名 | 発祥地 | 創始者 | 教典 | 特徴・聖地など |
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キリスト教 | パレスチナ | イエス | 旧約・新約聖書 | 教皇制度、ローマ中心 |
イスラム教 | アラビア半島 | ムハンマド | コーラン | アッラーを信仰、メッカが聖地 |
仏教 | インド | シャカ(釈迦) | 経典は後世に成立 | 苦しみからの解放 |
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